下地にこだわる志村建装です

ここでは志村建装が特にこだわる「下地」について触れてみようと思います。

実際の工事現場では、職人さんの判断と臨機応変な対応、そして基本に忠実な工事をしないといけません。

 

たとえば、このように下地塗膜が浮いたり剥がれたりして弱っている状態、いわゆる下地脆弱部は工事着工後、足場を組んで外壁打診調査や高圧洗浄をすることで現状がわかり、予想以上に広範囲だったり、何か所もあったりすることが確認できます。

 

膨れなどを起こした脆弱部の塗膜を剥がし、モルタルがむき出しの状態

 

ここで表面的な補修をし、すぐに塗装にかかってしまう業者も少なくはありません。

下地工事は表面上、お客様には見えないところなので、ごまかしがないとも限らないのです。

目先の利益や下請け仕事で工期重視であったり、指示されたことだけをやればよいと思っていると、相応の時間と費用をかけてこのような下地脆弱部を補修する工程の意味を見出すことは難しいかもしれません。

しかし弊社にとっては、職人としての誇りと、弊社を信頼してご依頼下さったお客様のために、絶対に怠ることのできない大切な工程です。

ただ単に脆弱な部分を剥して除去するだけではなく、シーリング材による防水処理を施し、モルタルで段差補修し、しっかりと下地を整えてまいります。

 

脆弱部の塗膜を剥した部分や雨水の侵入しそうなひび割れ。

適切な処理をした上でシーリング材を埋め込み、しっかりと防水処理をします。

 

その上にモルタルで丁寧に凹凸を埋めて平らな表面にしていきます。

 

これで脆弱部分を剥した跡の凸凹が平らになりました。

 

しかしこのままでは補修した部分と他の部分の表面の質感が整いません。

実はこの状態で仕上げの塗装をしてしまう業者もかなりあります。ですがやはり補修箇所との下地の違いが浮き出てしまい、仕上がりの美しさに影響があります。

弊社ではこの補修箇所をより目立たなくさせ、全体を均一な仕上がりにするために、骨材を吹付塗装し肌合わせ補修をいたします。

 

白い骨材を吹き付けて肌合わせ補修中

 

全体の下地表面がキレイに均一に整いました。

 

このような何層にもわたる下地処理作業は表面が仕上がってしまうとぱっと見ではわからなくなってしまいますが、5年、10年、15年と歳月を経ることによって必ず違いの出る職人の魂です。

見積書にすべての下地工程を明記し工事金額に反映しているわけではありませんが、弊社では当然に必要な工程として行っております。

心を込めてひとつひとつの仕事に取り組む弊社の職人は、塗装準備の塗料攪拌(かくはん)、あらゆる飛散を想定して未然に防ぐためのきめ細やかな養生、塗材がその機能をきちんと発揮できるための下地調整、塗料の希釈率や塗布量、塗り重ね乾燥時間の厳守など、基本に忠実な作業工程で行うことをいつも心がけています。

こうしてしっかりとした下地処理工事をした上に最後の表面仕上げとなる塗装をいたします。これでようやく真の美しさと安心を取り戻せるのです。

 

二枚目の写真の箇所がこんなにきれいに生まれ変わりました!

 

全体が均一に整って美しく、保護機能もしっかりとした仕上がりとなりました。

 

このように仕上がりの大きな差となる下地処理に対する真心と情熱は、時間経過とともに明確な形となって表れてまいります。

今後、お客様の人生の中でもう一度塗替え工事があった時、胸を張って誇れる下地工事であるように、心を込めて施工いたします。

お客様の建物を守り続ける責任は、下地処理にこそある。これが私たち志村建装の職人魂であり、誇りであり、「お志事」であります。

お客様のお声をぜひご覧ください

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