こんにちは。(有)志村建装の志村です。
明日は娘と地域行事のアスレチックに行く約束をしているのに、ずっと雨が降り続いています。
楽しみにしている子供達の気持ちを思うと、ちょっと憂鬱です。
さて今回は、普段の雨では問題ないのに台風や集中豪雨の際に雨漏りが発生するケースをご紹介させていただきます。
こちらがそのお宅です。
2012年頃に初めて雨漏りを確認し、外壁塗装工事を行ったそうです。
その時点では雨漏りは止まったかと思われたのですが、台風や集中豪雨の際に再発したとのことでした。
当時の業者様に相談されたそうですが、残念ながら原因の特定に至らなかったようで、弊社にご依頼をいただきました。
普通の雨は問題なく、強い雨だと雨漏りがおこる。
中々難しい状況ですが、このような場合は想像力と経験がものを言います。
ハシゴを使った現場調査をさせていただくと、気になる点が見つかりました。
隣家屋根との位置関係です。
その下の出窓を調べると、僅かですがシーリングの破断が見つかりました。
散水調査を行ってみます。
すると5分後には雨漏りが確認されました。
こちらは外壁裏の写真です。
原因をまとめると、
強風の日に隣家の屋根から勢いよく流れ落ちた雨が風に煽られ、出窓に直撃していたことが理由でした。
ほんの僅かなシーリング破断部分から雨水が浸入し、そのまま外壁の裏に水が回り、防水紙も劣化していたことから、雨水が室内まで侵入していました。
本件の対策・修理ですが、抜本的な解決をするために、以下の対応を行いました。
・出窓廻りの破断したシーリングを撤去・打ち替えし、開口部をしっかりと塞ぐ。
・隣家屋根との位置関係と建物の造りを考慮すると、シーリング材への依存度が高く、将来的にシーリングが破断して雨漏りが再発する可能性があったことから、カバーの設置をお勧めしました。出窓屋根に金属製の屋根を重ねることで、出窓本体への雨水の直撃を免れることができるようになりました。
以上の施工を実施後、雨漏りは発生しておりません。
今回は外見からの判断がつきにくい難しい事例でしたが、しっかり対策できたことで、お客様にも満足していただくことができました。
このホームページをご覧の皆様も、些細なことでも構いません。
気になることがございましたら、まずはご相談ください。
豊富な知識と経験を有した担当者がお客様の側に立って対応させていただきます。